ブランデン協奏曲第5番 [練習]
数日後に行われる某コンサートで、J.S.バッハの「ブランデンブルグ協奏曲第5番」を演奏する。
その為に、練習を重ねている。
http://www.atsugi-bunka.or.jp/event/2007_9_8/2007_9_8.html
この作品は、バッハがヴィヴァルディの協奏曲(特に「調和の霊感」という曲集)に触発されて、イタリアの協奏曲やアンサンブルを鍵盤用に編曲しながら、その手法を学び、その上で、鍵盤のためにはじめて作った協奏曲である。バッハも初めてながら、チェンバロにとっても始めての協奏曲である。
ソロはチェンバロだけではなく、ヴァイオリンとフルートの3人で奏されるものの、第1楽章の超大なチェンバロのソロ部分から、主役はやはりチェンバロであろう。
この名曲をありがたい事に、年に1回は演奏する機会に恵まれる。
これは、大変、チェンバロ奏者としてうれしい事である。
と同時に、練習を重ね、本番を重ねていく度に、新しい発見がある。
本番の為に、焦点を合わせて練習をすると、その一回の為にであるが、新しいアイディアが浮かぶ。
今回は、少し、やわらかい、大人っぽい、演奏法を試してみるつもりになっている。
このようなことが、演奏会にのせる度に起こるのだから、演奏はやめられない。
この楽器で、この調律氏さんの調律で演奏します!
すじ [練習]
最近、急に練習をすると、手とそのついている腕が、疲れたような、だるいような、痛いような感覚になることが増えた。昔はまったくそのようなことはなかったのだが、今年に入ってから顕著になる。
これは年かも知れない。
準備運動、簡単な音階練習、分散和音練習をすれば大丈夫だから、スポーツする前の準備体操がやはり必要なのだろう。無理の利かない体になったともいえる。
筋肉疲労にはクエン酸、全体の疲労(特に脳を含む)にはアミノ酸、そして疲労回復には大豆ペクチンが良いことは、娘がスポーツをやっているので、教えてもらった。
たしかに、そのサプリメントを飲むと軽くなる気はする・・・。
などと、考えをめぐらしていた時、巨匠、そして私をチェンバロの道に導いたG.レオンハルトの演奏会があった。昨年の来日前には体調を崩して、惜しくも来日がキャンセルになった氏の演奏に、2回出かけ(それにしても高額なコンサートだが)、氏の姿勢がすばらしく良いのに、今更ながら驚いた。
歩く姿、座った姿、演奏する姿、どれも、背筋がぴんとのび、それでいて、過度な緊張がどの部分にも掛かっていないのである。
79歳の氏は、腕が痛いなんて事にはならないのかもしれない。
私もサプリメントに頼らず、姿勢を気にしてみようと思った。
私の好きなレオンハルトのCDは数枚あるが、これはそのひとつ。
練習に買ったICレコーダー [練習]
ここの所、練習を録音する機会が多くあった。
というのも、CDの録音を控えて、自分の演奏がどう実際に聴こえるのか、知りたかったし、さらには自分が思ったとおりの演奏か否か・・・。
その為に、持ち運び便利なMDで録音をしていたのだが、テープを買ったり、そのテープがどんどん増えて、さらには探しまくったり・・・と時間がもったいなくなってきた。
そこで、友人のブログで紹介されていたICレコーダーを思い切って購入した。
これが、かなり私にとって使いやすい。
なんといっても、小さく、軽く、操作も簡単。
音もかなり良い・・・凄く良いかは、私には分からないけれど・・・。
これです。値段は2万円弱
録音するのが面白くて結構練習に身が入っている~
これは何?? [練習]
連日、アンサンブルの練習をしていますが、
昨日は、その感じがどんなか録音を・・・という事で、
機械に強い、またマニア的な人が、新しい、録音できるものを持ってきた。
それを、出したとたん、皆、目が点・・・。
その形状が、何か、小さな、エイリアン 見たい(๑→‿ฺ←๑)
見難い画像で申し訳ないです。
先のほうにはマイクが付いていて・・・
カメラ用の小さな三脚を付けアンサンブルの真ん中に置くと、今にも動きそうで
かなり、自分的には受けました!!
色んなものがあるんですねぇ
暖かい視線 [練習]
薬を飲むと本当にぼんやりしてしまう。
今日、朝に大事なものを友人に速達で送る為、封筒に詰めて、仕事前に郵便局に行った。
「明日までに必ず着きますよね!」って確認して出した。
そして、仕事を終え6時ごろ家に帰宅。
すると机の上に送ったはずのものが・・・
そう、間違えて違うものを封筒につめて送ってしまったのです・・・。
でも、どうしても明日までに着くよう送らねばならず、回らない頭で考え、郵便局に電話をして聞いてみた。
すると・・・7時(19時)までに本局に持っていけば速達で、明日までに着くという事が判明。
急いで用意をして、走っていく(走って行ける所に、本局があって助かった!!)。
その窓口で「何時ごろに着きますか?もう少しよい手段はないのでしょうか?」と聞くと、あった。
朝10時まで着くやつが。
最近は郵便局もナイスになったものです。よかった~と安堵して帰路はゆっくり歩いていたら、携帯がなった。
「あの~速達着いたのですが、なんか違うものが入ってるんですけど・・・」
その日のうちに着いてしまっていたのでした。笑い話にしてもらって、明日の朝10時までに着くのでよろしく!と、電話を切った。
本当に良かった。薬のせいか、歳のせいか・・・と突っ込みたい方もいるでしょうね~
その後、楽器の練習をしていると、メイちゃん(ネコ)が後ろの本棚の上から見守ってくれました。
ずーっと・・・。
練習を終え、楽器にカバーをかけて、メイが飛び降りるところに座布団を置きます。
どうしても、楽器が閉まっているとその上に飛び降ります。
楽器さん申し訳ない。
共演 [練習]
明後日(日曜日)に茨城県のある全寮制の中学の音楽鑑賞会で演奏するのですが、その中で、バッハのブランデンブルグ協奏曲第5番のソロではない部分に、ヴァイオリンとヴィオラを演奏する中学の生徒さん3人が加わって演奏します。それ以外は「音楽三昧」のメンバーです。
先日、その生徒さんと練習をしました。
演奏はしっかり曲を覚えているようで、細かいところを除いては、心配していたよりずっと良く弾けていて安心。細かいところのチェックも済み、一番、問題になったのが・・・なんだと思います?
立ち姿です。
そして、お辞儀。
ゆっくり・・・といっても、なんだか早い。注意すると、今度はこきこきとぜんまい仕掛けの様。
演奏が休みの部分の楽器の持ち方や、入る前での楽器の構え方の美しさ、などがうまく出来ると安心してみていられます。
こういうのって、案外難しいものですね。
自分は出来ているか・・・今度、ビデオ撮って確認してみようっと。
おまけ
上から見たチェンバロ演奏(リハーサル)です。楽器内部にも絵がかいてあります。
これはフレンチ2段鍵盤です。
レッスン [練習]
今日は池袋にある、古楽研究会教室のサロンで、クリスマスに開催される演奏会のレッスンでした。
出演は、この研究会の会員3人で中・上級クラスの人たちです。
今回のテーマは複数のチェンバロを使ったコンサート。
2台&3台のチェンバロまたは鍵盤楽器の為の作品を演奏します。
2台3台の作品は、割とシリアスのは少ないのですが、J.S.バッハの作品は難しい。でも、絶品です。本当は弦のアンサンブルと一緒にやる協奏曲なのですが、ほとんどがチェンバロに含まれている作品を選んでやれば、かなり充実した響きになります。
でも、アンサンブルは難しい。
縦が合うことは大前提ですが、ニュアンスが合ってこないと、臨場感が出ません。
というわけで、今日は3時間のレッスン予定が気がつけば、ほぼ5時間立っていました!
練習後のほっとした顔です。
この教室には、タイプの違うチェンバロが常時7台、フォルテピアノ1台、クラヴィコード2台があり、レッスンでは、曲にあわせた楽器を選んでのレッスンも行います。
楽器が教えてくれる事って多いのです。
興味のある方、遊びきてくださいね。
今日のメイ
遊びました!!!
鳥 [練習]
今度演奏する曲目の中に、ルイ14世に仕えた作曲家のF.クープランがいます。
彼のクラヴサン(チェンバロ)曲の中に、鳥に焦点をあてた組曲があります。
まず、うぐいす。
これは私も知っています。
題名は「恋するうぐいす」で、春先にあの鳴き声を練習する様が書かれています!!だんだん、うまくなるんですよ。
そして、続いて登場するのが「おびえる紅ひわ」「嘆きのほおじろ」
こちらは良く知らなかったので、調べてみました。インターネットでは声も聴けます。そのサイトはお探しいただくとして(ごめんなさい、分かんなくなってしまった!?)、キレイな写真のサイトはhttp://www.gt-works.com/yachoo/
ここでした。ベニヒワとホオジロを調べると出てきます、すずめほどの小さなかわいい鳥です。
どうも、フランス宮廷音楽だと思うと、絢爛豪華なものを想像していただけに、ちょっとびっくりでした。
このように、何かを模写したものや、人の肖像、風景、場所の名前など、フランスバロックには表題音楽が多くあります。
想像が凄く膨れ上がったりしてしまいます。
同じ歳 [練習]
昨日、来月にあるバロックのコンサートの初練習をうちでやりました。
バロックのコンサートをチェンバロ入りでお願いしますという主催側の依頼で、準備を進めているのですが、バロックなのに「トゥーランドット」を是非入れて欲しい・・・という。えっ?って聞きなおしました。が、依頼側の要望になるべく沿っていく、という私の主義・・・う~ん、どうしよう。一番バロックと相容れない様式の音楽・・・。でも、何とか面白くそれも入れ込んで、プログラミングしました。内訳は企業秘密。知りたい方は、10月7日に相模原の麻溝公民館においで下さい。
ちょっとローカル。
それはさておき、
メンバー4人の内、3人が同じ年生まれでびっくり。色んなことが話題に。
この歳になると、考える事が、ある程度共通していて、面白かった。
楽器の演奏をプロで続けていく事の、大変さ、気をつけること、嫌なことなど、性別を超えて話せるのは嬉しい事です。
今日は今から、古楽研究会の会議に行ってきます。
会議は苦手・・・。
私のお気に入りのCD。病気であっという間に亡くなってしまった、チェンバロ界の巨人です。
- アーティスト: ロス(スコット), フィリップス, バード, ダングルベール, L・クープラン
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1996/01/20
- メディア: CD