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フレージング [奏法]

この間、くせものアーティキュレーションについて書いた。

今日はフレージングについて。
これを辞書で調べると、言葉使い、言い回し、表現法・・・とある。

これも、チェンバロを演奏する上で大事な事である。

チェンバロを最初に習うとアーティキュレーションに気を取られるあまり、フレーズのことまで頭が回らなくなる。
すると、抑揚のない、電子の声のような演奏になる。それぞれの言葉の意味は明確だが、どこで、文章が切れ、肯定なのか、否定なのか、疑問形なのか分かりにくくなる。

コンピューターの言い方をまねして話してみれば良く分かる。
「今日・は・良い・天気・なので・朝・から・洗濯・を・するつもりだけれど・雨・が・ふる・かもしれない・ので・やめたほうが・良い」

これは、このままではこの人の考えだと思ってしまう。
が、これは、本当は疑問形かもしれない。

この答えは、和音にある。
和音のつながって出来たものをカデンツ(終止形)というが、この連結によって出来る音の流れが答えをくれる。
難しくなるが、終止の形にはいくつかある。
1.完全終止
2.アーメン終止(変格終止)
3.半終止

1と2は主となる和音で終わるので、文でいえば肯定の形。
3は属音という、いわば中途半端な和音で終わるので、これは疑問形となる。

というように、文の流れつまり、句読点の場所と文の形(肯定か疑問か)を、掴んだ上で、初めて文章の切れ目と意味が明確になり、この流れを音楽の上で行うのがフレージングという。

アーティキュレーションとフレージングを意識して、自然な抑揚をつけて演奏する事を「テンポのドライブ」といったりするが、これが、演奏上の重要な事となる。

この2つが、うまく絡んだ時に、すばらしい演奏が生まれる。

と私は思う。  また、難しい話でごめんなさい。


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自分用 [健康]

この間、USAに行き、長い機中の乾燥で、すっかりお肌がガビガビになってしまった。

そこで、機内免税で売られている、L'Occitane(ロクシタン)という、自然は化粧品、24時間保湿&目の回りケアの2品がセットになっているものを購入。

帰って早速試してみた。

と~っても良い。その後は、お化粧もしやすく(ってあまりしないのだが、コンサートの時や、講師を務める時)、なかなか気に入った。
そこで、化粧水やクリームもほしいと思いホームページでみると、よく通る池袋の東武百貨店の1Fにお店が出ていた。

そこで、今日は、以下の2点を購入!
       

  
  若い方には分からないかもしれないが、顔のしわっていやなものです。
テニスしていると、目じりにしわにより汗の通り道のようなバイパスが出来て、目に入るんです。
それが、しみるのですよ。

これから、お手入れちゃんとしようと思います。・・・今までほっぽり過ぎたかもしれない・・・。


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アーティキュレーション [奏法]

チェンバロの重要な奏法にアーティキュレーションがある。

辞書をひくと、関節という意味と、明瞭な発音、文節、明確な表現…などと出てくる。

鍵盤楽器の一番有利な点は、かなり楽に複数の音を出せる、小さい幅で、大きな音域を演奏できるという事が上げられるが、その反面、音を作る、音楽の輪郭をはっきりさせる、音域の幅、などを演奏していても、意識が行きにくくなるという欠点がある。

というのも、指で鍵盤を押せば、簡単に音が出てしまうからだ。

チェンバロの場合は、音の強弱は、大きな意味では、出せない。
その為に、画一的な音が出てしまいやすい。そこで、この「アーティキュレーション=明瞭な発音」が重要な奏法となってくる。

具体的にいえば、音をつなげるのか、切るのか、どのくらいそうするのか。と言う事になる。

ヴァイオリンの場合は弓の動かし方、管楽器で言えば、タンギングにあたる。

これが舞曲の場合は,比較的やりやすい。3拍子であれば、1拍目をはっきりさせれば「強弱弱」というリズムが生まれ3拍子が明確になる。チェンバロでこれを表現する場合は3拍目の長さを短くきり、1拍目との間を空けることによって1拍目が明瞭になる。

たとえば
バナナ・りんご・みかん・・・という言葉を明瞭にしゃべるようにすれば良い。
これが、途中間違えて
バナナ・りんごみ・かん・・・なんてなってしまったら、途中は4拍子になってしまうし、意味の分からない言葉をしゃべる、または舌足らずなしゃべり方になってしまう。

しかし、舞曲ではない場合は、その時代の様式感や、作曲家の意図した事に当てはめながら、「良い趣味」でもって、このアーティキュレーションを選択していくことになる。

これが、演奏家によって、演奏の輪郭や、しゃべり口が変わる大きな要因になっている。

こちらは、少し長めの文章を例に挙げると分かりやすい。
「きょうしつおんがくはなし」という言葉があったとする。

これは「教室音楽話」または「教室、音楽は無し」はたまた、「今日、室温が9は無し(ちょっと意味不明)」かもしれない。
この判断は、その前後の話や、そのときの話題、でかなり分かってくる。音楽もその為に、この音の背景にはなにがあるのか、何を意図してのかを探せば、ある程度の答えが出てくるものである。

そこで、様々なことにアンテナを伸ばす必要がある。

アーティキュレーション・・・これが演奏上のくせものです。


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病気、そして健康 [健康]

今日は、皆様に読んで頂きたい記事をのせました。
認知度のひくい病気のことです。読みたくない方はすっ飛ばしてください。

私はなんだかんだ言いながら、「健康」で好きな演奏をしていられます。
そんなときは「健康」だ、などとあまり考えずにいますが、世の中には、難病や、認知度が低いために思うような治療が受けられない人、そして、その人を支える家族や、周りの人たちが多くいるのも現実です。

ここに載せる事によって少しでも、認知度は高くなってくれたらと願う私です。

:::以下、その記事です:::

《ムコ多糖症》って病気を知ってますか?

この病気は人間の中でも小さい子達に見られる病気です。

しかし、この《ムコ多糖症》と言う病気はあまり世間で知られていない(日本では300人位発病)つまり社会的認知度が低い為に今厚生省やその他製薬会社が様々な理由を付けてもっとも安全な投薬治療をする為の薬の許可をだしてくれません。

《ムコ多糖症》は日々病状が悪くなる病気で、発祥すると殆どの人が10~15歳で亡くなります。

8月7日「SCHOOL OF LOCK」というラジオ番組で湘南乃風の若旦那が語ってから私達に出来ることを考えました。
それで思いついたのがこのバトンという方法です。

5~6歳の子が厚生省にスーツ姿で出向いて自分達が生きる為に
必死に頭をさげてたりしています。この子達を救う為に私達ができる事は、この病気を多くの社会人に知ってもらって早く薬が許可されるよう努力する事だと思います。

みなさん協力お願いしますm(_ _*)m

[ムコ多糖症]
ムコ多糖を分解する酵素が先天的に欠損している為、体内に蓄積することで様々な異常が引き起こされる病気。

多くの場合、身体や精神の発達遅滞、骨の変形、水頭症なども伴う。重症の場合は成人前に死亡する。

今のところ有効な治療法が無いので、骨髄移植や遺伝子治療の臨床成果が待たれる病気の1つである。

http://www.muconet.jp/

  * *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

明日は演奏会がありますが、「健康」に感謝しながら望みたいと思っています。

今日のおまけ
仕事している横で、まぶしい~と目をおさえて寝るめいちゃんです
        


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ブランデン協奏曲第5番 [練習]

数日後に行われる某コンサートで、J.S.バッハの「ブランデンブルグ協奏曲第5番」を演奏する。
その為に、練習を重ねている。
http://www.atsugi-bunka.or.jp/event/2007_9_8/2007_9_8.html

この作品は、バッハがヴィヴァルディの協奏曲(特に「調和の霊感」という曲集)に触発されて、イタリアの協奏曲やアンサンブルを鍵盤用に編曲しながら、その手法を学び、その上で、鍵盤のためにはじめて作った協奏曲である。バッハも初めてながら、チェンバロにとっても始めての協奏曲である。

ソロはチェンバロだけではなく、ヴァイオリンとフルートの3人で奏されるものの、第1楽章の超大なチェンバロのソロ部分から、主役はやはりチェンバロであろう。

この名曲をありがたい事に、年に1回は演奏する機会に恵まれる。

これは、大変、チェンバロ奏者としてうれしい事である。
と同時に、練習を重ね、本番を重ねていく度に、新しい発見がある。

本番の為に、焦点を合わせて練習をすると、その一回の為にであるが、新しいアイディアが浮かぶ。

今回は、少し、やわらかい、大人っぽい、演奏法を試してみるつもりになっている。

このようなことが、演奏会にのせる度に起こるのだから、演奏はやめられない。


この楽器で、この調律氏さんの調律で演奏します!


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USA食事他 [旅行]

また間が空いてしまったけれど、あちらで食べたご飯を少々。

テキサスはメキシコと近い事もあって、独特の料理がある。
TEXMEX(テックスメックス)と言って、テキサス風に変えたメキシコ料理。

滞在していたAbileneという街は小さいが飛行場がある。そこから車で1時間ほど行くとさらに小さな町が点在していて、そのうちの一つArbanyというところへ行った。

そして、この料理で有名なレストランへ入った。

その中の一品

牛と鶏肉が細く切ってあり、たまねぎとピーマンで炒めてあるものと、マッシュポテトと米、が皿にのっていて、それをクレープのようなものに包んで食べる。名前を忘れましたが、美味!!

これ以外にも2種類頼みましたがこれが一番でした。

デザートが砂糖を溶いたのみのようなシロップがかかったケーキ・・・びっくりするほど甘かった。

で、Abileneに行ったら絶対食べるようにと書かれた看板があちらこちらにあって、それがこのステーキ

リブ・アイ。
リブの中のある高級な部分をさすらしい。
この地域では、Mesquite Steaks といって、Mesquiteという木をいぶしてバーベキューをするのが地元料理で、この木が独特な香りをだすそうだ。  小さいほうのステーキがこの大きさ。2人で十分お腹一杯になりました。

おまけ
娘の寮の机に乗った「ロコボ」おもったより小さいね




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